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歴13年の書き手がレクチャー!句読点の正しい使い方やルールを覚えて好感を持たれる文章を書こう!

こんにちは、Loverador編集長のユウトです。

実は僕、かれこれ8年間、小説書いてました。

SF・ミステリ作品をせっせと書いて送りまくってましたが、箸にも棒にも引っかからず……ひたすら未来の不安が蓄積されていく日々を送っていました。

作家の道は諦めてしまいましたが、今でもWebライターとして活動したり、自身のブログも書いたりしているので、書き手としては13年目になります。他にも、いくつかのWebメディアの編集長として多くのライターさんの文を編集したりしているので、文章のことについては人並み以上にわかっているつもりです。

さて、マッチングアプリや、各種SNSもそうですが、今の時代、人と仲良くなろうと思った場合に、メッセージを介する機会はとても多いと思います。

正直、LINEとかだと短文やスタンプで済んでしまうところではありますが、メールを送ったり、自己PR文を書いたり、SNSやブログで情報発信したりする時などは、文章力のあるなしが相手に与える印象差はとても大きいでしょう。

アメリカの大手デーティングサイト「CMB」が行った統計や、国内の大手マッチングアプリ「Pairs」が行った統計によれば、プロフィール写真が良いことよりプロフィール文が長くしっかりと書けている方がマッチング率に影響するという結果が出ているんだとか

つまり何が言いたいかというと、

今の時代、文章が書ける人間はモテるんです!

……というのは暴論ですが、あなたが自分をもっと魅力的にアピールしたいと思っているなら、文章力は身につけておいて損はないと言えるでしょう。

さて、文章を書く上で気を付けるポイントはたくさんありますが、簡単そうで意外と迷ってしまうのが句読点(、。)の使い方です。

文章をわかりやすく簡潔にまとめ、自分の意図をきちんと相手に伝えるためには、的確に句読点を打っていく必要があります。

そこで今回は、句読点を打つポイント見極めるコツを、わかりやすく13の項目に分けてまとめてみました。句読点の打ち方が知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

読点の使い方、打ち方のルール

文を区切るためにつかう点(、)のことを読点と呼びます。

ひらがなで書くと「とうてん」です。

これ、文章を書く上で非常に厄介な存在ですよね。

長い文だと絶対どこかに打たなければいけないのに、どこに打つべきなのかがわかりにくい。どれくらい打てばいいのかも、わかりにくい。

この記事を読んでいる方の中には、読点の打ち方によく悩まされるという方もいるのではないでしょうか。

かつての僕もそうでした。

そこで僕がよく参考にしていたのは、出版界などでの読点の打ち方の目安。以下の10のポイントに気をつければ、読点を打つ場所に迷うことはなくなるのではないかと思います。

それでは見ていきましょう。

1. 接続助詞のあとに使う

接続助詞とは、「~ば」「~から」「~ので」「~て」「~が」「~のに」「~けれど」「~ても」などのことです。

例文を用いて説明してみますね。

例1.
「〇〇サプリメントを飲めば、あっというまに痩せますよ! 今なら初回77%オフなので、おひとついかがですか?」

例2.
〇〇サプリメントを飲んだけれど、まったく効果がなかった。

上の2つの例文は、どちらも読点の前後が平仮名になっているので、読点を打たないとやや読みづらい文になってしまいますね。

「飲めばあっというまに」
「オフなのでおひとついかがですか」
「飲んだけれどまったく」

読点が文章を読みやすくするのに役立っていることがわかると思います。

読点には、意味の切れ目を示したり、読みやすさを向上させたりする役割があります。

どこに打つか迷った時は、その文を声に出して読んでみましょう。「テンポが悪いな」などと違和感を覚えたら、改善の余地があります。

2. 独立語の後に使う

独立語とは、「もしもし」「ねえ」「おい」「ああ」など、文中の他の文節と直接のかかわりがない言葉のことをいいます。

また例文を用いて説明しますね。

例1.
もしもし、〇〇ちゃん?

例2.
ねえ、
既読無視しないでよ。

例3.
おい、無視するな。

例4. ああ、バイトだったんだね!忙しいところ、いっぱいメッセージ送っちゃってごめんね! ちょっと心配になっちゃってさ! ごめんね!

……。

どんなに文章力があっても、しつこい人は嫌われます。気をつけましょう。

なお、以下の例のような、読点によって区切られた名詞も独立語の一種です。

例3. 自由、それが私の代名詞。

例4. ロミオ、あなたはどうしてロミオなの?

読点には、単語を他の文と切り離して強調させる効果もあります。

3. 接続詞の後に使う

接続詞とは、「だから」「しかし」「なお」「また」「それとも」「ちなみに」「さて」などのことです。

例1. だから、何度も聞かないでって言ってるでしょ!

例2. ご飯にする? お風呂にする? それとも、モノポリーする?

例3. ちなみに、俺が今やってるビジネスなんだけどさ、権利収入型のビジネスだから、時間とお金の両方が手に入るんだ。しかも、仲間もたくさん増える。タクヤ……お前もやってみないか?

※例文の作成に悪意をはじめとする特別な感情は含めておりません。

4. 同じ役割の品詞が並ぶ時に使う

品詞とは、動詞、形容詞、副詞などのことを言います。

動詞が連続したり、形容詞が連続したりした時に読点を置くことで、読みやすい文にすることができます。

例1.
食べて、飲んで、笑って。とても楽しい時間を過ごしました。

例2.
風通しがよく、心地よい
空間です。

どちらの例文も、文中において同じような役割を持つ品詞が点で区切られているのがわかると思います。

5. 並列関係にある単語の区切りに使う

上の項と似ていますが、並列関係にある単語を区切るときも読点はよく使われます。

例1.
ローマ、ヴェネツィア、フィレンツェ
。住むならどの街がいいかしら。

読点ではなく中黒「・」が使われる場合もありますね。

例2.
株式投資・FX・不動産投資・投資信託
、どれから手を付けたらいいんだろう。

例3.
感情の起伏が激しい・集中が続かない・中毒になりやすい・計算が苦手。あなたには投資で莫大な負債を生みだすための要素がすべて揃っているわ。やめておいた方が身のためよ。

単語を列挙するときは読点と中黒のどちらを使うべき?

僕も悩んだことがあるのですが、上の例文のように単語を並べる時、読点と中黒のどっちを使うべきかで迷う人もいると思います。これについてちょっと考えてみましょう。

旧文部省が出した「言葉の書き表し方」(昭和25年刊)によると、並列関係の単語を列挙するときは中黒を使うようにとの記述があります。日本語として正しく表記したいなら、中黒を選んでおけば問題ないですね。

しかし、上の資料はあくまで昭和25年とかなり昔のもの。現在では読点を使うケースもだいぶ一般的になってきています。

特に、文法の自由度が高いブログやSNSなどweb媒体においては、最早このような細かなルールはあってないようなもの。あなたの好きな方を選べば良いというのが、僕の個人的な意見です。

6. 主語の後に使う

主語の後に読点を打ってあると、その文が何について書かれた文なのかわかりやすくなります。主語が短いと省略されることも多いですが、長めの主語だったり、主語が装飾され主部になっていたりする場合には、読点を打つ必要性が高くなります。

例1.
 彼は、ブラックコーヒーが飲めない。

こちらは、主語が短い時の場合。例文では読点を打ちましたが、別に読点を打たなくても問題なく読めますね。

例2.
話に説得力を持たせるためのコツは、
エトス、パトス、ロゴスを効果的に使うこと!

こちらは、主語が装飾され主部になっている場合。読点を打つことで、どこからどこまでが主部なのかがわかりやすくなります。

7. ひらがな・漢字・カタカナが続いてしまう時に使う

文章を書いていると、どうしてもひらがなや漢字やカタカナが連続してしまう部分があると思います。(まさにこの文の「どうしてもひらがなや」という部分がそうですね。わざと並べてみました)

基本的に、同じ属性の文字が連続すると文章は読みづらくなります。きちんと読点を打ってあげましょう。

例1.
おとといから、うまかっちゃんにハマっている。

「おとといからうまかっちゃんに」では読みづらいですね。読点が読みやすさを高めています。

ちなみに、「うまかっちゃん」とはハウス食品から発売されている袋麺(インスタントラーメン)です。もともと九州限定の商品でしたが、今はどこでも買えます。個人的にとても美味しいのでオススメです。

さて、余談は置いておいて。

例2.
あの子を一目見た瞬間、僕の心に稲妻が走った。

例3.
ワレワレハ、ウチュウジン……なのだろうか?

読点の話ではありませんが、すべて同じ属性の文字で表そうとせず、漢字、ひらがな、漢字といった風に異なる属性の文字をうまく組み合わせることでも、読みづらさを軽減することができます。

8. 意味のぶれを防ぐため

日本語とは難しいもので、読点を打つ位置によって文の意味が変わってしまう場合があります。

以下の例文を見てみてください。

例1.
お魚をくわえて逃げるどら猫を、追いかけた。

例2.
お魚をくわえて、
逃げるどら猫を追いかけた。

読点の位置が違うだけで、だいぶ意味が変わります。

後者は相当生臭い話になってしまいますね。こういったありえない文を作ってしまわないよう、文の見直しはきちんと行いましょう。

読点を打つ位置がわからないときの対処法

どこに読点を打てば良いかわからないときは、ひとまず読点を打ってから、その文を読んでみましょう。文の意味が通っていなかったり、読みづらかったりしたら、自分が納得できるようになるまで点の位置を調整してみましょう。

もし「何が正しくて何が正しくないかわからない!」と軽いパニックになってしまった時は、一旦文章を書くのを辞め、頭をリセットしてから臨みましょう。時間を置くと自分の文章を客観的に評価できるようになるため、間違いが見つけやすくなります。

僕も作家を志望していた頃によくやっていたのですが、思考が煮詰まった状態で良い文を書こうとしても、絶対に書けません。定期的なリフレッシュは、ライティングには必要不可欠です。

9. 文章にリズムを作るために使う

読点を打つ場所もそうですが、「どれくらい打つか」も大事なポイントです。意図的に多く打つことで、「間」「リズム」を演出することができます。

例文を見てみましょう。

例1.
与作はゆっくりと木を切る。ヘイ、ヘイ、ホー。

北島三郎さんの「与作」は小気味良く木を切ってますが、この与作は、事前の説明も相まってちょっとスローペースなのが伝わってきますね。

また、小説などでは緊張感や焦燥を演出する為にわざと多めに読点が打たれることもありますね。例えば……。

例2.
ただただ、
気付かれないよう祈った。爪を立てて拳を握り、痛みで震えを緩和しようとした。強く噛み締め、歯の震えを抑え、闇の中に溶け込もうと、努めた。

小説でも書いていない限り使うこともないと思いますが、読点を多めに打って登場人物の感情を演出するのは、創作の世界ではよく見るテクニックです。

ちなみに、上の例文で太字にしている2箇所は、読点を打たなくても特に問題のない箇所です。

10. 「てにをは」を省略するために使う

「てにをは」とは、「は」「を」「が」「も」「に」などの助詞を指す言葉です。

「てにをは」は、読点を用いることで省略することができます。

例えばこんな感じ。

例1.
そのチョコパイ、私のなんだけど。

例2.
姉のチョコパイ独占欲、いとやかまし。

前者では「は」、後者では「が」が省略されています。助詞を省略することによって、元の文にあった「くどさ」を解消しています。

句点の使い方・打ち方のルール

文の終わりを示す丸(。)のことを句点と呼びます。

句点は基本的に文の最後に打てばいいので、読点に比べ気を付けるポイントは少ないです。ここでは、基本的なことだけを押さえておきましょう。

1. 丸括弧の後に打つか、前に打つか

句点を丸括弧()の前に打つか、後に打つかで迷ったことがある方もいるかもしれません。私もその1人です。

丸括弧まわりに句点を打つ場合、基本的には丸括弧の後に打ちます。

例1.
マカロンの質量と値段のバランスには、疑問を抱かずにはいられない(と言いつつ買っちゃうんだけど)。

ただし、著者名や参照元などを記載する場合は、丸括弧の前に句点が打たれる場合もあります。

例2.
私たちはこの姿、形、性格、趣向でこの世に生まれたったのよ。ありのままの自分で、あなたらしい生き方をすればいいの。(レディー・ガガ「Born this wayより」)

例文1と2で、点の位置が違うのがわかりますか? 基本的にこの通りに打っておけば丸括弧周りの点の打ち方で間違えることはないでしょう。

2. 会話文を示すカギ括弧の後には打たない

基本的に、会話文を示すカギ括弧の後に句点は打ちません。

例1.
「俺よりももっと良い男が見つかるよ」

例2.
私は右手の中指を立てて”元”彼に言った。「失せろ」

3. 疑問符、感嘆符の後には打たない

疑問符(?)感嘆符(!)の後に句点は打ちません。

例1. わ、タヌキがしゃべった?

例2. ちがーう! 僕はタヌキじゃなくてネコ型ロボットー!

まとめ

今回は句読点の使い方と打ち方の原則についてまとめてきました。いかがだったでしょうか。

時代の変遷、媒体の変化によって、文章のルールも少しずつ変わってきています。プロの小説家の文章を見ても、句読点の使い方はけっこう自由奔放だったりします。

そういう意味では、今回挙げた13のポイントは、あくまで原則であり、絶対に守らなければいけないものではありません。

文の長さによっては、句読点をカッチリ正しく打ちすぎてしまうと、文章のリズムを損ねたり、読みづらさを下げる原因になってしまったりします。それでは意味がありませんよね。

句読点を打つ目的は、文を読みやすく整えること、そして、読み手の理解の手助けをすることです。そのことを忘れないように、読み手の視点を考えながら何度も自分の文章を読み返し、句読点がより良い位置に打てるよう工夫していってみましょう。

基礎がわかれば、あとはもう慣れるだけです!

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